MSX MIDI Interface3互換のMIDIカードです。8年くらい前？に作った物が出てきたので出品いたします。FS-A1GTでは使用できません。
MSX MIDI Interface3互換なのでMSX2/2+やFS-A1STでフリーのMIDI演奏ソフトなどが対応します。FS-A1STではガゼルの塔や幻影都市のMIDIを辛うじて演奏できます。

Xakガゼルの塔のオープニング（Mキーを押しながら起動）と幻影都市のMIDIに対応しますが、幾つか制約があります。１）時々同じ場所で起動に失敗します。（ガゼルはFDを読込し始めて3秒後くらい、幻影都市はMIDI/FM音源選択画面） 起動に失敗した場合は電源を切って3秒くらい待ってから再度電源を入れてください。２）幻影都市では512KB以上のRAMが必要です。３）幻影都市のオープニング終了後はハングアップします。続けてゲームスタートする場合はリセットしてください。 幻影都市では今の所他の不具合は見つかっていませんが、最後までプレーしていません。４）BASICでMIDIを使うことは出来ません。５）ガゼルの塔、幻影都市のMIDIを聴く場合は必ず本体のスロット（基本スロット）に装着してください。６）市販ゲームのプラケースには入りません。（穴の位置が合いません）７）ROMを取り外してまた取り付ける場合、向きにご注意ください。基板のシルクスクリーンや取り付けているソケットの向きが逆になっているので間違えやすくなっています。

このカードを制作している頃、MIDI interface3にMIDI発見用の目印のROMを追加すればガゼル、幻影都市に対応するだろうと思っていたのですが、実際は全然そんなことはなくてゲーム対応が難航してしまいました。そんな中MSXに詳しい方に声をかけていただいて、この２ゲームはμPackよりも先に発売されているためGTにしか対応していないことや技術的なアドバイスを頂きなんとかここまで仕上がったという感じです。起動失敗に関しては、実装している汎用部品の規格に合わないルーチンをどうしても１回通ってしまうため運が悪いとそこでハングアップします。（ハングアップの確立を下げるための処理をROMでしています）

手間とコストをかけて過ぎてしまいGTを買った方が安上がりでしたが、初めて買ったMSXがSTだったのでなんとかGTに近づけたかったこともあり個人的には満足しています。
そのようなわけで、MIDI Interface3に興味のある方だけでなくSTの拡張に興味のある方にもお勧めしたい一品です。


発送はゆうパック60サイズ自宅集荷の予定です。
（2021年 11月 23日 15時 55分 追加）右側のジャンパスイッチSW2はROMの前半、後半切り替え用です。32KBのROMを搭載している場合、ジャンパを外していると前半の16KBだけMSXから見えるようになり、ジャンパをすると後半の16KBだけ見えるようになったはずです。もしかしたら64KBのうち32KB/32KBだったかもしれません。（資料などを残しているPCが引退しているため曖昧な説明で申し訳ありません）