●最新版H/W、S/W搭載
●優れた基本性能： 高精度、高安定、高感度、高速衛星ロック
●真のホールドオーバー機能搭載 / (衛星波遮断時周波数無変動維持機能)
●超小型： 周波数カウンタなどに組み込める小ささ
●1ppsクロック出力
●NMEA信号出力端子： 別売りケーブルで全天球上の衛星分布や各衛星信号レベルの把握可能
●衛星により常に周波数校正されている安心感
●-10dBm出力レベル・オプション(IC-9700等、無線機・外部基準用)
●品格のあるヘアライン仕上げのアルミ・シルバー・パネル
●技術情報書類付き
●別売りの[50Ω-75Ω変換アダプター]で75Ω系システムにも対応


[最新版H/W、S/W搭載]
本機は先進のGPSDOハードウエア技術と最適化ソフトウェア技術を盛り込んだ超小型GPSDOで、高速衛星ロック、ホールドオーバー機能、高感度などほんの数年以前のGPSDOとも一線を画す高性能を誇ります。
高性能振りは多くのご使用者様から高いご評価を頂いております。


[超小型GPSDOファミリーご使用者様の声]
★ S. K.様 ： 周波数カウンタ(SC-7104並びにVP-4061A)の校正に使用。 簡単に高精度で校正できる。 ビルの3Fで使っているが窓際に置くだけで使える。 非常に詳しい資料の添付があり、信頼できると思った。
★ O. K.様 ： 周波数カウンタの外部クロックに使用中。 簡便に安定した周波数が得られて良いですね。 しっかりした日本品質基準で作られている様に感じました。(添付されていた資料や梱包の仕方等も含めて)
★ N. H.様 ： 無線機(IC-9700)に使用。 ロックが早くて良い。
★ S. T.様 ： Rohde & Schwarz HAMEG HM8123のリファレンスに使用。 1mHzの誤差が確認でき素晴らしいリファレンス機です。
★ S. H.様 ： 周波数カウンターMF1603A、8065Dの校正に使用。 説明書も丁寧とても簡単に使用できました。
★ O. R. 様 ： KSG4500TS、SC-7203の校正に使用している。 コンパクト軽量で廉価にもかかわらず、高精度で良い。
★ T. M.様 ： エソテリック ルビジウムクロックG1との同期に使用。 設置が気軽。
★ K. M.様 ： 以前使用してたHPZ3805AのGPSが時々不安定になったので代わりの基準に使用してます。 非常に安定していて満足してます。
★ K. N.様 ： ルビジウムクロックの代わりにと思い落札させていただきました。ねらい通りの動作で大変うれしく思います。
★ K. R.様 ： IC9700の外部同期として使用している。 安定までの時間が早い。
★ Y. Ｔ. 様 ： 安定した動作で、アンテナが室内でも感度が良い。
★ K. S.様 ：予想以上の精度と、安定な出力に感動すら覚えました。
★ I. M. 様 ：起動後に３０分ほど待てば１０ＭＨｚの精度は驚くほど高く、短期的にはおそらく１０^-１０程度の精度が出ているのではないかと思われます。
ルビジウムとＧＰＳという２方式で周波数のずれが１０^-10程度で比較でき、今まで使用してきたルビジウム基準器の精度の確認が出来たことに安心しております。
★ Ｔ. Ｔ. 様 ： GPSへの同期時間が他よりも速い。同期が外れにくい。
★ K. Y. 様 ： ルビジウム標準器と比較したら、わずか900μHzの差でした。 小型、安価なのに互角の精度です。


[真のホールドオーバー機能 (衛星波遮断時周波数無変動維持機能) 搭載]
高性能GPSDOの証、真のホールドオーバー機能も搭載しています。 集中豪雨や降雪減衰により衛星電波が途切れたり、衛星信号のロックを外しても10MHz出力周波数は微動もすることなく高精度を維持し続けます。 勿論、衛星信号が回復すれば直ちにGPSDOモードに復帰します。 ホールドオーバーへの遷移時も復帰時も全く周波数変動はありません。
従来のGPSDOは衛星ロックが外れると出力周波数が飛ぶ、途切れるなどして周波数基準器の用を成せなくなりましたが、本機は衛星信号が途絶えても自動ホールドオーバー機能により、どこ迄も正確な10MHz基準周波数を出力し続けます。
真のホールドオーバー機能を搭載したGPSDOとそうではない物は別物です。
真のホールドオーバー機能はこれからの周波数基準器としてMUSTの機能です。
現在販売されているGPSDOにはホールドオーバー機能の無い物が多く、また、「ホールドオーバー機能あり」と称していてもホールドオーバーからの復帰時には再ロックで大きな周波数ジャンプを伴う物なども多く含まれています。
GPSDOの選定時には必ず、全く周波数変動の無い「真のホールドオーバー機能」の有無確認をされることをお勧めします。
私共のGPSDOは全機種、真のホールドオーバー機能を持ち、高性能GPSDOと高精度OCXOを自動的且つシームレスに行き来できる新世代の10MHz周波数基準器です。


[無線機外部基準用として理想的]
本機はオプションにより、アマチュア無線機の外部基準入力に直接接続できる様に10MHz出力レベルを -10dBmに設定可能です。 アッテネーターなどを使わずに直接、無線機の外部基準入力端子に接続できます。
FT8, JT65等のデジタル通信では、1200MHzなどの高い周波数帯では無線機内蔵のTCXOでは周波数がドリフトしてしまう、周波数のズレが大きいなどの問題がありますが、本GPSDOの使用により、それらは劇的に改善します。 ホールドオーバー機能も搭載していますので衛星電波が途切れても正確な周波数を維持します。 QSO中に降雨減衰で衛星ロックが外れても周波数変動など無く安心です。
更に本機には標準機能でNMEA信号があります。 FT991の様にRS-232コネクターのある無線機でC4FM運用時には無線機に外部GPS信号として接続することも可能です。(別売りのNMEA-RS232レベル変換ケーブルが必要)
本機は無線局の基準信号発生器としては理想的です。
その他、出力レベル+7dBmオプションもあります。(50Ω負荷に0.5Vrms、1.4Vp-p)
出力レベルの変更オプションは有償となります。 他のレベルが必要でしたら、落札時にご指定ください。


[高精度、高安定]
GPSに搭載された原子時計クロックに追随同期することにより、大変に高確度且つ安定なクロック信号を出力します。
本機は手のひらサイズの超小型ですが、衛星搭載の原子時計にロックした高安定なクロック信号を低価格で実現しています。
フリーランのOCXOと比較すると本GPSDOは桁違いに高性能です。
フリーランのOCXOでは安定するまで長時間を要し、その後も1x10のマイナス9乗前後のエージングレートで永遠に周波数変化して行きます。
従い、フリーランのOCXOは定期的な校正が必要です。
一方、GPSDOはGPSにロックするので周波数確度はセシウム原器に準じ、水晶のエージングレートによる周波数変化はありません。
狂わないので校正の必要もありません。
電源投入後、短時間でセシウム原器に追随した高確度の10MHz基準信号が得られます。
フリーランのOCXOは安定化のために常時通電の必要がありますが、GPSDOは必要な時に電源を入れるだけで短時間で安定化します。GPSDOの大きな利点です。
フリーランのOCXOとはわずかな価格差ですが、本GPSDOは桁違いに高性能です。


[極めて高感度]
複数のTrimble ThunderBolt所有のご使用者様及び他製品ご所有のご使用者様から、「本機が最も高感度である(捕捉衛星数は他の物よりも本機の方が多い)」とのご使用感をお聞きしております。
アンテナの設置環境が同じであるならば、「高感度 = 衛星ロックがより外れ難い = より優れた周波数安定度維持能力」を意味します。
GPSDOの良さは基準としての周波数が常に衛星信号により校正されている点にありますので、アンテナは空の開けた屋外への設置をお勧めしております。 ですが、本機は高感度であるが故に、多くのご使用者様がアンテナを屋内の窓際などに置かれているとお聞きしております。 (お奨めしている訳ではありませんが。(^_^;) )
また、本GPSDO標準機能のNMEA信号出力は別売りのRS232レベル変換ケーブルでPCと接続でき、全天球上の衛星分布や各信号レベル、S/N比他の運用状況の把握が可能です。
本機の高感度特性と相まって、高安定な運用状況と安心が得られます。


[高速衛星ロック]
衛星ロックまでの時間を更に短縮しました。
本機は衛星ロックまで数分間。 比類なく高速です。
LED表示により、本機が衛星にロックしたことを示します。
また、本機は電源投入後、数秒で10MHz信号が出力されます。
従来のGPSDOでは、「衛星にロックするまで10分以上も掛かり、その間は信号が出ない」と言う物もありますが、本機はお待たせしません。


[ホールドオーバー・モード動作]
本機のホールドオーバー機能は基本動作モードに組み込まれています。
通常はGPSDOとして本機内OCXOは衛星信号に同期していますが、降雨減衰などにより衛星電波が途切れたり、衛星信号のロックが外されると自動的にホールドオーバー・モードに入ります。
ホールドオーバー・モードに入るとOCXOは直前に衛星信号に同期を取った周波数を出力し続けます。
GPSDOから、たった今、校正を完了したOCXO基準発振器に移行したことに相当します。
以降の周波数精度はOCXO個体のエージングレート、環境温度特性に従って維持されます。
本機は高精度、高安定度OCXOを搭載していますので、10MHz基準信号発生器としては理想的です。
オーディオDAC用のクロックなどでは、GPSDOの衛星ロックやロック外れを気にされることがありますが、本機にはホールドオーバー・モードがあるのでその様な心配は必要ありません。
尚、1ppsパルスは衛星信号から生成している関係上、10MHz信号のホールドオーバー中は断となります。


[選べる出力レベル]
本機の10MHz出力レベルは+14.5dBm (50Ω負荷に1.2Vrms、3.4Vp-p)ですが、+7dBm、-10dBmなど、他のレベルへの変更オプションも用意しました。
・標準の出力レベル、+14.5BmではPD2型2分配器が使えます。 システム内の複数の機器に基準周波数を分配する場合に便利です。
・-10dBm出力レベル・オプションではアマチュア無線機の外部基準入力に直接接続できる様に出力レベルを -10dBmに設定。 アッテネーターを使わずに直接、無線機の外部基準入力端子に接続できます。


[厳格な製品検査]
本機の検査は入荷時と出荷直前の2回行い、全ての仕様値及び仕様外の性能項目に合致していることを厳格に検査・確認した上でお届けしております。
検査にはNMEA信号解析も含み、全天球上の衛星分布、各信号レベル、S/N比なども確認しております。
これにより、受信回路の性能、アンテナの全天球上の指向性パターンまでも確認されます。
GPSDOは衛星を捉える感度とロック能力が1つの命ですのでアンテナの全天球上の指向性パターンを含めたGPS受信機としての能力確認も肝要です。(データは納品時に添付されます。)
検査時、アンテナは屋内の窓際手前10cm程の所に置き、全ての検査項目を確認しております。
入荷したアンテナには感度はあっても指向性パターンに偏りのある物などが含まれていることもありますが、パターン確認によりアンテナの指向特性偏りなどの見逃しがちな不良も排除しております。
以上の厳格な検査をパスした私共の製品はお届け後、安心してお使い頂けます。


[NMEA信号出力]
本機にはNMEA信号出力端子があり、別売りの「NMEA信号PC接続用RS232レベル変換ケーブル」でPCに接続することにより、全天球上の衛星分布や各信号レベル、S/N比他の情報をモニター可能です。
上空の開けた位置にアンテナが設置できた場合は通常、8個～12個の衛星が捕捉できます。
本機が衛星にロックするとLED表示で確認できますが、それだけでは信号の強度やS/N比、衛星の分布状況などは分かりません。
スレスレの環境で2～3の衛星にロックできただけの場合は衛星の移動や降雨時の信号減衰により、ロックが外れてしまうこともあり得ます。
アンテナ設置時に全天球上の衛星分布や信号レベルなどを把握しておければ安心です。
NMEA信号のモニターには各種の無償のソフトウェアが使用できます。
時々刻々移動する全天球上の衛星の分布、各衛星の信号強度、SN比、仰角、方位角などの全体像がビジュアルで一望でき、アンテナの設置環境や指向性パターンなども把握できて安心です。(見ているだけでも楽しいものです。)
特に、アンテナを屋外ではなく窓際や屋内等に置いた場合は、設置時に全天球上での衛星分布の様子や信号レベルなどがどの程度なのかの全体像を把握しておければ尚、安心です。
PC接続用RS232レベル変換ケーブルは本GPSDOとPCのRS232コネクター(Dサブ9ピン)とを接続しますが、RS232コネクターの無いPCではUSB端子経由で接続することも可能です。その場合は、更に「RS232-USB変換ケーブル」を使用します。
PCとの接続及び推奨NMEAソフトの設定法などは日本語取扱い説明書に記載しております。


[仕様]
・10.000000MHz出力： 正弦波 +14.5dBm±2dB (50Ω負荷に1.2Vrms、3.4Vp-p)
-10dBmオプション： 正弦波 -10dBm±2dB (50Ω負荷に70mVrms、200mVp-p)
+7dBm オプション： 正弦波 +7dBm±2dB (50Ω負荷に0.5Vrms、1.4VVp-p)
・周波数確度： p-p値で10.000000MHz±0.03Hz (ロック後の典型値)
・1pps出力： 矩形波 3.3V系ロジック・レベル (50Ω負荷に>2.5Vp-p)
・GPSアンテナ供給電圧： DC 3.3～5V
・電源： 100V～120V, 50Hz/60Hz (本体供給は7.5Vまたは12Vで消費は5W以下)
・DCジャック： 内径：2.1mm、外形：5.5mm
・本体寸法(W x H x D)： 65 x 25 x 102mm (突起を含まず)
・本体質量： 約200g (アンテナ、電源アダプタは別に約170g)
本GPSDOは新品ですが、OCXOのみは実績のあるUSED品を使用しています。
出荷前に、全ての仕様値及び仕様外の性能項目に合致していることを徹底的に検証・確認した上でお届けしています。


[付属品]
・日本語説明書
・GPSアンテナ (ケーブル長約3m)
・電源アダプタ
・技術情報書類 (納品機のOCXOの素性、個別の衛星信号強度グラフ／天球上分布図、その他の有益な技術情報)


[別売りアクセサリー]
・1m長RG58U 50Ωケーブル、両端BNC(オス)・・・￥800
・ケーブル長10mのアンテナ(標準の3m長のアンテナと交換)・・・￥2,500
・アンテナ・ケーブル延長用10m長SMAケーブル(標準の3m長に接続)・・・￥1,200
・10MHz出力-10dBmオプション・・・￥2,000
・10MHz出力 +7dBmオプション・・・￥2,000
・NMEA信号PC接続用RS232レベル変換ケーブル(1m長)、PC側コネクタはDサブ9ピン(メス)・・・￥3,500
・PD2型パッシブ2分配器・・・￥4,500
・50Ω-75Ω変換アダプター(50Ω側BNCメス、75Ω側BNCオス)・・・￥2,200


[PD2型２分配器の仕様]
・入出力インピーダンス： 50
Ω・減衰： Port 1からPort 2 またはPort 3に-6.1dB (典型値)
・接続： Port 1： BNCコネクター(メス)
Port 2とPort 3： 50cm長RG58Uケーブル端にBNCコネクター(オス)
・PD2型２分配器はインピーダンス50Ωのパワーディバイダーです。受動素子だけで構成されています。
能動回路ではありませんので、信号通過時の能動回路のNFによるS/N劣化や分配器電源の残留雑音による信号劣化もありません。
透明な2分配器です。


[発送法]
・レターパックプラス： ￥520
・宅急便(60サイズ) ： (東京都内から発送、￥770～、地域による)


[BNCジャックのカラー識別マーカー・サービス]
BNCジャック用のカラー識別マーカーを用意いたしております。 私共の製品では標準出力レベルで50Ωの場合にはマーカーは付けておりませんが、75Ω出力のジャックには赤のカラー識別マーカーを付けて50Ωと区別しております。 その他、-10dBmなどの標準レベル以外のジャックには黄色のマーカーを付けて他と区別しております。 出荷時にカラー・マーカーをご希望の場合には、ご落札時にその旨お知らせください。
無償でお付けいたします。 現在、識別マーカーは、赤、黄色、青、緑、桃色を用意しております。


[GPSDOセレクション・ガイド]
私共では現在、以下の6機種のGPSDOを扱っております。
姿形が似ておりますが内容に以下の様な違いがございます。
ご選定時の参考として頂ければと思います。
・QZB/MV89A型・・・2重恒温槽 Morion社 MV89A搭載の最上位機／最大7出力増設可
・QZB/OQ8663型・・・2重恒温槽 OscilloQuartz社 8663搭載の上位機／最大7出力増設可
・QZB/Trimble OCXO型・・・2重恒温槽 Trimble製 OCXO搭載の上位機／最大7出力増設可
・グリーンフェイスGPSDO・・・QZBファミリーのエントリー機／最大7出力増設可
・QZA/GPSDO・・・超小型GPSDOのグレースモデル
・超小型GPSDO・・・高確度周波数基準のエントリー機
*全機種ホールド・オーバー機能搭載、NMEA信号出力対応しております。


[ご注意]
電源アダプタ、GPSアンテナの形状、本体の細かな仕様などは変更となる場合がございます。
本出品の落札対象はGPSDO本体とGPSアンテナ、電源アダプタ、日本語取り扱い説明書、技術情報書類の5点です。
それ以外の写真に写っている機材は落札の対象には含まれておりません。
掲示している写真は使い回しております。
*領収書が必要でしたらご落札時にその旨ご連絡ください。
本GPSDOと姿・形が良く似た類似製品が海外のオークションサイトで売られております。 姿・形は似ておりますが中身は全く異なります。 日本仕様の本GPSDOは高速衛星ロック、ホールドオーバー機能標準搭載ですが、海外の類似製品にはホールドオーバーは無く、衛星ロックも20～30分掛かるなど設計思想の古い物です。
ホールドオーバー機能の無い製品は衛星波が途切れると周波数がジャンプするなど周波数基準器としての用を為さなくなりますので、選定時には十分にご注意ください。


不明点がございましたら、質問欄からお問い合わせください。

宜しくお願いいたします。