戦ふ日本刀/成瀬関次/日本刀・軍刀の実像を検証した唯一の資料/菊池寛愛読書・刀一人如の日本刀精神を発揮せる戦ふ軍刀修理班の体験戦記

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戦ふ日本刀/成瀬関次/日本刀・軍刀の実像を検証した唯一の資料/菊池寛愛読書・刀一人如の日本刀精神を発揮せる戦ふ軍刀修理班の体験戦記

昭和15年 261P 部数は少なそうです。資料用にもいかがでしょうか。

著者の言葉
戰ふ日本刀とは、刀それ自體、戰ふ名の姿である事の謂である。日本刀は、武術の方便物として使用されるものではなくて、すでに、武術の一部署をなしてあるのだ。刀も武術の内であ り、刀人は一如である。さうした著者の懐抱が、今事變の実戦場裏に於て、如実に顕現されるのを見た。その諸記録である。

著者は、軍屬として従軍、命令によつて、大部分を最前線に働いて來たのであるが、それは形の上の事で、著者の健康と技術と九ヶ月の日子とを、自らの危險に於いて、喜んで君國に奉仕して來たものである。其の間、派遣出張を命ぜられた部隊數三十二、修理手入の軍刀数約二千,あわただしい戰場來往中の事とて、記述中、地名氏名の誤聞忘却等が若干免がれなかつた事は、遺憾とするところである。

菊池寛愛読書 従軍記中の異色編！刀一人如の日本刀精神を発揮せる戦ふ軍刀修理班の体験戦記!!

菊池寛氏評：「戦ふ日本刀は雑誌で僕も愛読したものだが、一本になって再読すると初めて読むように面白かった。日本刀の修理をしながら、その日本刀についての批評、その日本刀の戦歴を語っているのだから、日本刀を通じての実践譚である。」

「本書は実戦刀譚の姉妹編である。著者は九カ月の従軍中、大部分を白兵戦の第一線に働き、その間派遣を命ぜられた部隊数三十二

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