著者プロフィール 岡山県生まれ。東京大学英文科中退。昭和２９年に『驟雨』で第３１回芥川賞を受賞、受賞を機に作家生活に入った。当時、同世代の作家である遠藤周作、安岡章太郎、三浦朱門、近藤啓太郎らと共に「第三の新人」と呼ばれた。昭和５４年、日本芸術院賞を受賞し、昭和５６年、日本芸術院会員となる。晩年は数々の病気を克服しながら執筆を続けた。『砂の上の植物群』『暗室』など、性を媒介として人間を探求した作品で高い評価を受けた。また、自身の少年期に材をとった小説でも知られる。エッセイや対談も多い。他方で、文壇的活動も活発で、多くの文学賞の選考委員を務めた。芸術院会員。 代表作 『驟雨』（1954年） 『砂の上の植物群』（1963年） 『不意の出来事』（1965年） 『暗室』（1969年） 『鞄の中身』（1974年） 『夕暮まで』（1978年） 主な受賞歴 芥川龍之介賞（1954年） 新潮社文学賞（1965年） 芸術選奨（1967年） 谷崎潤一郎賞（1970年） 読売文学賞（1976年） 野間文芸賞（1978年） 日本芸術院賞（1979年） 新潮社・昭和２９年１０月初版発行の吉行淳之介「驟雨」です。経年によるヤケと小シミが少しありますが、欠損や汚れ、書込み、蔵書印などはありません。６５年以上前の古書であることをご理解の上ご購入の検討をお願いいたします。 ※吉行淳之介の以下の作品も出品しています。 驟雨 暗室　 唇と歯　 猫踏んじゃった コールガール 夕暮れまで 拒絶反応について やややのはなし 菓子祭 花束 ずべ公天使